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準備日記1

けっこう、重い課題をぶつけられたと思った。

楽曲のスケールというか、まあそれもそうなのだが、サクソフォンでトランスクリプションを演奏するということの重要性、そして難しさについて。なんなら今までの中で一番心に突き刺さりながら譜を読んでいる気がする。コンクールのために準備しているのにブログ記事にしてしまうレベルで、だ。

 

さてこの楽曲…バッハのチェロ組曲第5番BWV1011からプレリュードだ。

ひとまず、ヘンレ版のスタディスコアをSibeliusで打ち込み、それを移調するところまではした。

が、本当に移調して演奏するしか無いのだろうか。というところはバッハのことを思い出すたびに思い出す。

 

ここで気づいた。自分自身、トランスクリプションものを演奏するときに可能な限り原調で演奏する主義があった。それを頭から否定される楽曲だったから重く突き刺さっているのだと。

 

話が逸れた。

アルトにLowAキーがあればいいのに、などと無い物ねだりをしてもしょうがない。

バリトンサクソフォンを持っているわけでもない。

 

そもそも楽譜通りの再現が不可能なこの第5番プレリュードをコンクールの課題に持ってきた真意を審査員に聞きたいものだ。(審査員に日本人がいないことをいいことに日本語でベラベラ書く)

バロック音楽の語彙を書物や、他の楽器プレイヤーから学ぶことは出来るかもしれないが、それでもバッハを演奏しても、それこそ日本人が西洋音楽をやるようなものなのではないか。

それも、原調で楽曲が演奏できずトランスポジションを前提に話を進めるなど、「日本にピアノがないから琴で演奏してみました!」くらいの違和感だ。個人的には。(まあ言うなって)

まあそうも言えないし、言ってもられない。諦めを持ってしまってはそもそもこのお話はここで終わりだし、これ以上発展することはない。

自分の中で矛盾は持ちつつも、自分なりに納得のいく演奏を作り上げていきたいと思う。

 

ひとまず、先行演奏の研究から入ることにした。サクソフォンのための音楽においては普段はやらないことなのだが、他の楽器の曲となるとやはり少し話は違うだろう。特にバロック音楽という、これまたピリオド奏法が流行ったりだとか、ピリオド楽器だとか、いわゆるオーセンティックな演奏に関して深い研究のされている分野であるから、より取っ付きにくいと思ってしまう。

しかも、オーセンティック方面の演奏を目指していけば即興的な装飾というものも演奏の視野に入れていくことになるのだが、そうすれば、楽譜通り、クオリティを重視するコンクールにおいてツッコミが免れない。そのあたりのバランスもめーちゃくちゃ悩む。

 

しかし、この第5番。大変面白く良い曲だと思う。

変則調弦なんて、どうしてこの楽曲に来てやろうとしたのか、などとても興味深い。

はあ。曲が良いだけにバリトンで吹きたい、とも思う。まあ持ってないけど。

そもそも運べないけどな!!!!!!続きはまた今度。

 

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