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リサイタル開催決定

リサイタルを開催する運びとなった。

特定非営利活動法人Neuによる主催となる。

私はNeuの代表理事であるため、結局は個人的に開催しているのと何ら変わりは無いのだが、この収益は一銭たりとも私の元には来ない。今後のNPOの運営資金として活用されていく。

 

今日はこのリサイタル開催への経緯をこの記事に残そうと思う。

まず特定非営利活動(NPO)法人Neuは、2021年5月17日付で正式に登記した団体である。

学生時代からコンスタントに行っていた「おさらい会」運営を拡大し、プロフェッショナル音楽家自身の手によって、未来の音楽文化社会の礎を作るべくNeuを設立。

試演会+配信技術研鑽を掛け合わせ、高品質なアーカイブを残すことで、質の高いフィードバックを得られること、コロナ禍においても高いモチベーションを維持できるコミュニティとして活動を続けた。

 

2021年になり、とある助成金の募集が発表され、その申請に向けて準備を開始。

しかし登記タイミングと昨今の情勢があり、登記後の事務手続きに時間を要し、助成金申請が間に合わない事態になってしまった。

お恥ずかしい失敗ではあるのだが、状況は完全に悪転した。

そもそも演奏会事業は莫大な元手が存在しなければ行うことすらできない。

そして助成金もその仕組み上、支払いのタイミングは事業の終了後。

あらゆる点においてリスクと失敗の文字ばかりが目に浮かぶ状況が出来てしまったというわけだ。
はっきり言って状況は逆境。リサイタル運営で純利益が出なければ今後コンサートを継続して行っていくこともできない。このリサイタルをきっかけに、より多くの人に共有するものを作らなければならない。

自分のためのリサイタルでもあるが、それと同時に多くの音楽家の願いをも背負っている。

このコンサートで得た純利益は、そのまま同年代の音楽家あるいは我々の次のコンサートを開催するための資金源へと変わっていくのだ。

人のことを助けられるくらいになれるように今まで練習してきたのではないか。

2週間に一度というハイペースで、さまざまな楽曲を取り扱い演奏してきたのではないか。

 

そもそも20代の音楽家など出来ることは限られている。こんな宣言をすること自体が私の怠慢であるが、事実「それ以外にしようがない」ことばかりなのである。本筋の話に戻れば、自分自身の活動の充実と生活の安定が成り立たねば、人に手を差し伸べている暇などないのだ。ちゃんちゃらおかしい話というわけである。

 

シンプルなところにお話を落ち着かせると、要はとりあえずリサイタル大成功させなさいよと。

そしてそれをきっかけに活動の幅がさらに広がるような仕掛けを全力で作りなさいよと。

ここ数週間数ヶ月のミッションはそこに尽きている。

 

正直負荷も相当にかかっている日々である。不安も大きい。

ただ、やるしかない。練習、広報、事務仕事、それ以外にもありがたいことに私を使ってくれる人はいる。全部やっていくしかないのだ。

私にとって相当に重い日々は続くが、全力を尽くし準備に臨んでいきたい。